東山道レポート Vol.16 色麻へ

レポート

3月17日は東山道の16回目でした。大和町吉岡から色麻町の愛宕山公園までを歩く全長12kmの道のり。

ウォーキング-2026-03-17 / 利府トレイルプロモーションさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

県道3号線沿いに建つ「天理教 黒川分教会」の近くには細い路地道があり、ここを少し入ると「白山神社」がありました。

細い路地
中央奥に白山神社の鳥居

神社の由来については分かりませんが、この路地こそ東山道と思われる道で、県道3号を挟んだ南には「道下」という地名があり、そこには県道3号から南に延びる道路(現在県道3号からのアクセスは不可)が見えます。さらに、その道をまっすぐ南に私有地の中を貫通させると、最後にその道を受ける道が南に続くのが見えます(写真一番下真ん中)。おそらくこの南北路が東山道だったんじゃないかなぁ。路地道は雰囲気を残していると言えば、残しているのではないでしょうか。

地図データ ©2026 Google、Airbus、Maxar Technologies 一部加工
路地道が西に折れ曲がる辺りから北側を撮った様子。推定東山道は高台にある

国道4号線を渡り、しばらく西に向かって歩くと、大和町武道館や吉岡八幡神社がありました。武道館は昭和初期に、八幡神社は江戸初期に建てられたものです。どちらも趣がある素敵な建物でした。吉岡八幡神社は伊達家氏族・飯坂氏の氏神を祭ったもので、飯坂氏を継いだ伊達宗清が大和町吉岡へと移る過程で、神社もまた遷座を繰り返したようです。

吉岡八幡神社
大和町武道館。現役みたいです

神社を後にし、「吉岡下町」という真っすぐの道を歩いていくと、「奥州街道 出羽街道中山越え」の道標がありました。ここで街道が二つに分かれていたんですね。私たちは奥州街道沿いに一旦坂を下り、「麺ハウス こもれ美」の脇を抜けたあと、改めて457号線(出羽街道)へと入りました。おそらくこの出羽街道が昔の東山道だと思われます。ちなみに、ここに至るまでの街道沿いには映画「殿、利息でござる!」の関連地が点在していて楽しかったです。

碑の後ろに「平成3年」と書かれていました

457号線をしばらく行くと、亀岡という地域に鹿島神社がありました。一緒に同行したKANAME DESIGNSのよっちさんが鹿島アントラーズのファンということで「こんなところにもあったのかー」と興奮気味。参道なき参道を登っていくと、きれいに整備された小さな祠がぽつん。見晴らしも素晴らしかったです。ちなみに、この辺りは富田郡衙があったと考えられている場所だそうです。

鹿島神社
見晴らし
富田郡衙跡か 地図データ ©2026 Google、Airbus、Maxar Technologies 一部加工

セブンイレブン宮城大衡大童店で休んだ後、沓掛(くつかけ)に向かいました。ここは出羽街道と最上街道の追分で、出羽街道はさらに中新田、岩出山、鳴子と通って県境へ、最上街道は王城寺原、小野田、軽井沢の番所を通って銀山方面へと抜けたそうです。道標としては奥州街道方面から来た人向けに建てられたもののように思いますが、どうなのでしょうか。また、分かれ道といってもどこにあるか分からないし、説明と道標が置かれている場所が一致しない気もしないわけではないですが、まぁいいでしょう。どなたか検証お願いします。

沓掛の追分石 埋もれた部分を含めて「右なかにいた 左ゆとの山道 大くつかけ吉岡下町」と書いてあるそう

ここを通過し、「麺屋シキ」でラーメンをいただいた後、さらに1.5kmほど歩いて愛宕山公園に着きました。愛宕山公園には愛宕山神社がまつられています。近くには戦に従軍した馬の霊を慰めるための「獣魂碑」がありました。色麻にはたくさん馬がいたのでしょうね。主要なテーマになりえる重要な歴史だと思います。写真の大きな鳥居は、西の薬莱山に正対していますが、愛宕山神社の鳥居でした。ここからの眺めは、とても開放感があり気持ちよかったです。

愛宕山神社
獣魂碑
愛宕山神社の鳥居。暗いなぁ。奥に薬莱山

さて、愛宕山公園周辺にはほかにもたくさんの見どころがあります。私たちは車に乗って、念南寺古墳(ねやじこふん)と日の出山瓦窯跡を訪ねました。他にも行きたいところはあったのですが、数をしぼって巡ります。

念南寺古墳。前方後円墳の前方部から撮影。後の時代に後円部に神社が建てられたので、縦に切って参道をつくっている
日の出山瓦窯跡。植木で窯跡の様子を再現していました

ということで、今回もありがとうございました。
色麻に入ってくると、古代の濃度がぐっと濃くなるような気がしました。今後は歩いたあとに気になるところを車で散策するが基本になりそうです。

次回は4月21日です。よろしくお願いします。

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