利府町の東部には、利府町のみならず近隣二市三町で最も標高の高い番ヶ森という山があります。葉山団地の登山口から20分ほど歩けば山頂(=東番)にたどり着き、山頂からは浦戸諸島全容を眺めることができます。仙台圏であれば、日帰りの低山歩きができるちょっとした穴場です。
さて、この番ヶ森には登山口が一つしかありません。いや、正確に言えば、もう一つ、山頂の電波塔に向かうための道路があります(=地図上緑線参考)。しかし、後者の道はアスファルトですし、葉山登山口と距離が近くトレイルのルートとしては物足りません。また、石巻街道と呼ばれる車通りの多い道に出るので、通行も心配です。トレイルのルートとしては、できれば使いたくない。
ということで、東番の山頂に登ったあと、西番(=番ヶ森のもう一つの山頂)に向かい、そのまま尾根を通って春日神社まで抜ける道をつくりたいと考えています(=地図上赤線)。

この道は全くの思い付きではなく、昔の峠道でした。昭和39年の地図や赤色立体地図において道跡や尾根筋をはっきりと確認することができます。私たちはここを開通させたい。


開拓開始
ということで、2月23日、KANAME DESINGSのよっちさんと鈴木隆悦さんと私の3人で下見に向かいました。西番からのスタートです。

西番から北西方向への道は、比較的苦労せずに切り開けました(最初の地図参考)。藪はあるもののそんなにひどくないといった感じです。私たちを驚かせたのは、大郷町に下りる道と春日方面に下りる道が交差するところで、大きな松と石碑を確認したことです。石碑は明治8年の馬頭観音、大郷町川内村の住民によるものでした。おそらく、旅の安全や道標として置いたものでしょう。松もまた、峠の目印として植えたものだと考えられます。私たちは倒れていた石碑を松に立てかけ、作業を再開することにしました。



この峠から南方面(=春日方面)は、道の存在は確認しつつも、竹が繁ってなかなか進めませんでした。5時間ほどやってわずか150mといったところでしょうか(=下の地図「G」)。私たちは今後の課題を確認し、作業を終えることにしました。


開拓はまだ始まったばかりです。今後は全国のハイカーさんにも手伝ってもらいながら、進めていけたらなぁと思う次第です。
