MCT陸路づくりの第2回区間は体力勝負だった

レポート

先週13日、みちのく潮風トレイルの浦戸区間代替ルートをつくる第二弾を行いました。二回目となる今回は、陸前浜田駅から松島海岸駅までの約8km、4回に分けているコースの中では最もハードな区間です。

みちのく潮風トレイル代替陸路ルート 陸前浜田駅から松島海岸 / 利府トレイルプロモーションさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

陸前浜田駅を出発し、利府の海を堪能した後、リアスの後背地を形成する山の中へ入っていきました。ここは私が扇谷への連絡路として位置付けている道です。急登あり、道も未整備で大変ですが、同時にワイルドでトレイル感を味わえる場所でもあります。歩道が整備されていない国道45号を避ける意味合いもあります。

馬の背には何度も立ち寄っているので、今回は子馬へ

尾根に出ると、私が扇谷ルートと呼んでいる道に出ます。人ひとり分が通るのにちょうどいい道幅が続きます。

松島四大観の扇谷に出ました。見晴らしには四阿が建てられ、ここから見ると扇のような形をしているので扇谷だそうです。以前私はこれに異論を唱えたことがありましたが、こうして見るとやはり扇形に見えますね…。ちなみに、この陸路ルートでは、松島四大観のうち二つの四大観を通る計画です。

元々ここには瑞巌寺中興の祖・雲居禅師(ウンゴゼンジ)建立の海無量寺という寺院がありました。現在はその後継にあたる鳳雲東搏(ホウウントウバク)禅師建立の達磨堂や禅師が眠る墓所があります。

扇谷を北に下りると桜岡入集落に出ます。知る人ぞ知るマムシの里です。ここから仙石線の線路を越えて鷲尾山山頂を目指します。蛇、電車、急登、すべりやすい、全部注意しましょう。

鷲尾山山頂には鷲尾山神社があります。見晴らしも最高でした。

西方に番ヶ森の電波塔を確認

ここから旧姉取街道を通り、西行戻しの松へ向かいます。西行戻しの松と言いますが、戻したのは歌の掛け合いをした天才童子であり、直接松は関係ないようです。この一帯は公園として整備されており、展望台やル・ロマンというカフェが併設してありました。

この松がある一角の脇道を下り、三十刈地区の無料駐車場で解散しました。アンケートでは、「体力づくりにいい」という評価があり、なるほどと思いました。MCTの長距離ハイカーだけでなく、ちょっとした体力づくりや、少し体に活を入れたあとにカフェでまったり休憩みたいな、ご褒美的デイハイクにも使ってもらえたらいいかもしれません。

時間:4時間
距離:約8km
駐車場:浜田漁港、松島町営三十刈駐車場 ※どちらも無料
アクセス:仙石線陸前浜田駅、松島海岸駅

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