番ヶ森ルートはコミュニティ再生の道になるか

レポート

12/10、利府トレイルのルート作りに参加してみませんか?の第2弾を行いました。第1弾で歩き終わった地点から歩き始め、赤沼の番ヶ森山頂を目指すルートです。

★第1弾のレポートはこちら

浜田エリアはとても魅力的だった、でも…

12/3(火)、全長約70kmの暫定ルートを、地域の人やハイカーさんと一緒に歩き継ぎ、課題を抽出するなどして道のグレードアップを図る取り組み、「利府トレイルを歩いてみよう!」の第一回を開催しました。一回目の今回は、有志メンバーと一緒に、利府

赤から青へ、前回の道を歩き継ぐ

朝9時、赤沼・葉山方面に向けて出発しました。最初に長い坂道を歩いていきます。車だと一瞬で通り過ぎるところですが、歩きだと想像よりも長い道だと感じました。後で調べてみると、約2kmでした。

当初引っ張ったルート(上図参照)から少し外れ、トヨタのオークション会場の裏手に回り、松島海岸ICの脇を抜けていきます。高速と並行して進み、高架下をくぐると、最近名取商店を改装してできたワインセラーがありました。

横断歩道を渡り、弥太郎地蔵や赤沼分校跡地に寄り道をしたあと、昔の生活道を歩いて葉山団地へと向かいました。この周辺で、参加したSさんとその同級生の方がばったり会い旧交を温め合っていたのも、この日の一幕となりました。

高台にある赤沼分校跡地から。三陸自動車道が見える。その下を昔は山線が走っていた

葉山団地の中央にある「ならの杜緑地公園」には、多賀城に須恵器や瓦を供給した大貝窯跡の説明板があります。子どもの頃、大貝に住んでいたSさんとHさんは、「そこらじゅうに瓦の破片が散らばっていたよ」と教えてくれました。下記の写真は、当時の写真と重ね合わせ、立ち退いた家の方角を見ています。

そして、いよいよ番ヶ森です。番ヶ森は距離は短くても急登を含むので割と大変なのですが、秋の間に葉っぱが落ちてフカフカになった道がいい感じで歩けました。山頂から見る眺望も、いつにも増して遠くまで見通せました。ここは、みちのく潮風トレイルの浦戸ルートを一望できるので、超おすすめです。

西を望むと、泉ヶ岳、船形山、栗駒山の奥羽山脈のほか、吉岡の市街地などがはっきりと見えます
東は野蒜海岸、宮戸島、浦戸諸島の松島湾、そのさらに奥に牡鹿半島が見えます

西番と呼ばれるもう一つの山頂には、明治時代(だった気がする)の雷神碑が立っています。こちらの山頂には、大郷町や利府の春日方面への道が古地図に描かれているのを確認しており、各地域から番ヶ森を目指したことが伺える場所です。今は通れないので、今後通せるものか検討していきたいと思いました。

番ヶ森を下り、終了。3時間、約7kmの道のりでした。歩いた後のアンケートを見ると、この道が「地域コミュニティの創出・活性」に使えるという意見が出、赤沼地区の地域課題に向き合える道になる可能性を感じました。

ウォーキング-2024-12-10 / 利府トレイルプロモーションさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

次回は年をまたぎ、1月21日(火)の予定です。染殿神社から館山公園(利府城址跡)を目指す約8kmのルートを予定しています。道づくりに興味のある方はお申し込みください。⇒こちら

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