12/3(火)、全長約70kmの暫定ルートを、地域の人やハイカーさんと一緒に歩き継ぎ、課題を抽出するなどして道のグレードアップを図る取り組み、「利府トレイルを歩いてみよう!」の第一回を開催しました。
一回目の今回は、有志メンバーと一緒に、利府トレイルの起点である陸前浜田エリアを歩いてきました。ルートとしては、陸前浜田駅を出発、海岸線を通った後、リアスの後背地である山中へ入り、駅に戻ってくるものです。集まったメンバーは4人、うち二人は初めて歩くコースでした。
ウォーキング-2024-12-03 / 利府トレイルプロモーションさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
まず、縄文時代の住居あるいは墓地として利用されたと言われている浜田洞窟に向かいました。洞窟の前方には、穏やかな松島湾の入り江が広がっています。
次に向かったのは瑞鳳ヶ丘という絶景ポイントです。冬の透き通った空気のせいか、いつもより風景の輪郭がすっきりと見えた気がしました。今回初めて歩いた二人も大変気に入ってくださったみたいで、視界に入る島や山、人工物について夢中で語り合っていました。
馬の背では、須賀地区で漁師民宿を営んでいるハーバーハウスかなめさんのボートと遭遇。思いがけない出会いで嬉しくなります。
馬の背をあとにして、一行はリアスの後背地を形成している山間エリアに入っていきました。一部急登を含み、未整備のところも多いのですが、一筆書きを原則とするトレイルにおいて、どうしても通しておきたいところです。私以外のメンバーは初めて歩く道だったので、果たして本当に歩けるのか、歩いた上でどのような感想を持つのか大変興味がありました。
皆さん、手こずりながらもなんとか歩ききりました。
海岸線とは打って変わってワイルドな道だったので
「子どもの頃に戻ったみたいだねー」という感想も。
ネガティブな感想ばかりかなと思っていたのでひとまず安心しました。
歩いた後に実施したアンケートでは、
「楽しかった」「自然が豊か」という回答がある一方、
「一部大変なところがあった」「安全面の確保が必要」などの意見が出、
ルートを考える上で大変貴重な機会となりました。
参考のために、下にアンケートの一部を載せます。
次回は12/10に実施します。陸前浜田から赤沼、番ヶ森方面へと向かいます。低山ハイクを含み、番ヶ森山頂からの眺望も魅力ポイントの一つとなっています。お時間のある方、ぜひ一緒に歩きましょう!利府トレイルのルート作りにご協力ください。