今月8日、昨年に引き続き、東北文化学園大学に赴き、当法人の活動である「利府トレイルプロジェクト」について話してきました。それから数日経ち、講師の桃生さんより学生の感想が送られてきたので、数回にわたり紹介したいと思います。
昨年のものはこちら
利府トレイルプロジェクトでは、単なる道づくりにとどまらず、地域社会や行政、他のトレイルとの連携、イベント開催、メンテナンス活動など、多岐にわたる取り組みを行っていることがわかります。地域の魅力をルートとして表現し、町や人々をつなぐ役割を果たしている点がとても印象的でした。
とても簡潔に、かつ正確に、トレイル事業について捉えてくれてうれしいです。
地域と自然をつなぐ持続的な活動が印象的でした。(…)参加者が楽しみながら関われるのは、とても「入口」として素晴らしいと思いました。地域自然の保全だけでなく、自然の価値を再発見、共有するという新しいアプローチだと思いました。
特に後半が素晴らしいと思います。自然保護も人間のエゴになりやすく、注意深く関与する必要がありますね。まずは頭で考えるより、自分の心に起こる感動を大切にしたり共有したりすることが大事だと思います。
やりがいを感じながら活動を行っていて、やりがいのある仕事につきたいなと思った。これから英語が必要になってくると思うので勉強しようかなと思った。
語学は進歩を感じにくい代表的なものだと思うので、根気強く頑張ってください。
利府トレイルプロジェクトというものを初めて知ったのですが、概要を聞いた時からすごく面白そうだなと思い、具体的な活動内容も、どれも興味をわくものばかりでした。課題や可能性まで考えられているプロジェクトはとてもすごいなと思ったので、もっと知りたいです。
本当に興味を持って聞いてくれたことが分かります。ありがとうございます。
資金を集めるための工夫としてはやはり食べ物を味わえたり、ゲームなどの限定イベント、また記念品の配布などがあれば、さらに参加したいと思う人が増えると思いました。
大事な指摘だと思います。ハード面同様、ソフト面においてもどのようなものをどのような形で用意するかが大切な視点だと思います。
「歩くこと」という当たり前にする行動を一つのイベントにして人を集めることのすごさと、イベントを開く際にかかる負担の重さが分かりました。進めているプロジェクトもスケールが大きく、とても引き込まれました。
そのスケールの大きさをなんとなく感じ取ってもらえてうれしいです。
地域の自然や文化を活かした取り組みに強く感銘を受けました。60kmにわたる一筆書きの道をつくるという構想は壮大でありながら、地域との連携や住民の協力を大切にしている姿勢が印象的でした。
結局、地道に進めていくしかないですからね。イベントに参加してくれたり、道の整備や調査に一緒に取り組んでくれる方々には本当に感謝しています。
道を通じて地域の魅力を再発見・発信するという視点に刺激を受けました。ただの移動ルートではなく、人をつなぐ「体験の道」をつくるという姿勢に共感しました。
「体験の道」というこの方の言葉がよかったので、取り上げさせてもらいました。
②に続く。