10月25日、利府から「板谷道」を通って、大郷の道の駅まで歩くイベントを開催しました。板谷道とは、利府の惣ノ関から大郷の板谷地区をつなぐ峠道です。今は県道40号線(利府-松山線)が通り、車で簡単に移動できますが、昔は急な山道を越えていく難所でした。今回は利府側から歩きだし、惣ノ関を通り、板谷道の峠を越え、大滝不動尊、薬師堂に立ち寄って、道の駅おおさとを目指しました。

板谷道の玄関口は惣ノ関、または「なこその関」と呼ばれます。場所については、町が伝承地として紹介している場所と、故・菅原伸一・利府町郷土史会会長が主張していた場所の二説がありますが、今回はその両方を紹介しました。どちらもごく近い位置にあるため、参加者の方から「誤差の範囲ですね」と言われたのが印象的でした。


板谷道は急です。皆さん、体力のある人ばかりでなんともなかったけど、歩く際には十分気を付けて。



それから、板谷の大滝不動尊や平安時代の仏像が出た薬師堂に立ち寄りました。どちらもひっそりとたたずむところなので、なかなか訪れる機会もないかと思いますが、訪れてみると、結構雰囲気があっていいとろこです。



薬師堂の裏手を抜け、昔の道を北上、住吉地区や中村地区を通って、道の駅に到着。最後はおいしくジャージーソフトをいただきました。

今回は、少人数の開催となり、いつもよりもずっとコミュニケーションが近くて、みんなで楽しくワイワイできたおかげで、あまり写真を撮れていませんでした…
また、歩く距離がいつもの2倍ぐらい長かったので、一体どうなるか心配もあったのですが、心地よい疲労感と言いますか、「歩いたー」という気持ちが強く、これはこれでとても楽しかったです。いろいろと今後のイベントの作り方を見直すいいきっかけになりました。
ウォーキング-2025-10-25 / 利府トレイルプロモーションさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

