昨年の12月からセクションハイクで歩き継いできた利府トレイルですが、昨日はその最終回でした。
春日から山線跡を辿り、赤沼で右折して須賀へ、漁港と線路が交差する踏切を渡り、浜田へと抜けました。距離にして12km。これまでで一番長い区間を歩きましたが、不思議と疲れを感じない道中でした。
【利府T暫定⑧】須賀、浜田 / 利府トレイルプロモーションさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
歩き始めて5分。明治時代に造られたレンガ積の隧道に立ち寄りました。最近話題になることも多くなってきたので知っている人も多いでしょう。この隧道の上には、かつて東北本線が走っていました。今でも住民の生活路して利用されており、とても美しいレンガ積の様を見ることができます。
また、廃線が好きな人は、対面の金鋳神三宝神社にも立ち寄ることをおすすめします。ここからは線路跡、築堤カーブ、隧道などを俯瞰して見ることができます。


ここから坂の勾配や切通しなど、廃線の風情を感じながら赤沼まで歩いていきました。途中にある春日PAは、トイレ休憩や食事をするのに便利です。また高速道路建設時に発掘された春日窯跡群の展示スペースもあり、地域の歴史を学ぶのにも重宝します。




染殿神社の交差点を右折し、須賀へ向かいます。この道沿いには昨年まで一本松があり、ここから多賀城へ抜けるルートがあったと言われています。下の写真は、昨年切り落とされた直後に撮影したものです。今回は草に覆われ見つけられませんでした。




須賀は小さな港町です。港町と言ってもお店などはほとんどないのですが、ここの風景が愛らしく大好きな場所です。昨年、吉沢亮の映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」のロケ地にもなりました。







ここから道なりにトンネルの方へ向かったら、トンネルの中を通らず、昔の道路を歩き浜田へと向かいました。車が通らず落ち着いて歩けます。



こうして、最終目的地である浜田漁港へ戻ってきました。

昨年12月から始めて全8回。皆様、お忙しい中時間を作ってくださり、ありがとうございました。今回のシリーズを通して、「自分の道」だったものが「みんなの道」に変わる第一歩を踏めたのかなと思っています。ここからがある意味始まりですので、末永く飽きずにお付き合いくださいませ🙌

3.11に感謝の念を込めて合掌。