3/4は利府トレイルの暫定ルートを歩く7回目のセクションハイクでした。
今回は加瀬沼の周遊路を歩くところからスタートし、加瀬の十三本塚に出たら、郷楽遺跡、川袋古墳群を通って廃線路跡へと抜けるルートでした。
利府トレイル暫定ルートセクションハイク⑦ / 利府トレイルプロモーションさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
朝9時、まずは加瀬水神社に参拝します。
ぼろぼろだけど、なかなか味があります。


ここから加瀬沼を周遊する北側の踏み分け道を歩いていきました。この道はあまり知られていませんが、結構おすすめです。あまり整備されていないウィルダネスの感じ、水辺のスポット、竹藪の小径、いろんな要素が詰まっています。一方で、道の狭さや道崩れ、道迷い等には注意しなければいけません。でも、そういったハラハラ感もトレイルの醍醐味ですよね!



ここを歩き終えると、「加瀬沼公園の飛び地」とKANAMEdesignsさんが言っていたもう一つの加瀬沼公園に出ました。ここは縄文時代の貝塚があったところで、広場からの奥羽山脈の絶景が見事でした。また、ここに出てくる前には、ウッドデッキの遊歩道にも立ち寄ってきました。誰にも知られずひっそりとあるんです。もったいないねと、みんな共通の意見です。



ここからしばらく車道の路側帯を通って、郷楽遺跡へと向かいます。郷楽遺跡は、縄文から中世までの遺構が見つかっており、古くから人々に重視されていた場所でした。古墳時代の朝顔型埴輪が見つかったことでも有名です。今では一部梨畑として利用されていますが、それがまた風景のいいアクセントになっています。利府を象徴する場所といっていいと思います。




ここから北へ数百メートル下ると、7世紀後半の川袋古墳群があります。台風で崩れてしまいましたが、元々は古墳の内部をそのままにとどめた状態で見つかった珍しい古墳です。ここから鉄剣や鉄鏃などが見つかっています。地域を治めた有力な豪族の証ですね。それにしても、7世紀後半と言うと、国が律令体制へと志向していく時期です。それに伴い役人も増大していったので、ふつうより簡易な横穴墓群が増大していくのですが、ここはまだ横穴古墳ですね。過渡期の中の単なるラグなのか、豪族のステータスが想像以上に高いのか、ちょっと気になりました。



丘を下りて廃線路に出たら、あとは春日地区へと向かって歩いていきます。廃線路沿いの熊野堂神社には石碑がいっぱい。彫の状態がいい彫刻や文字を見ると興奮します。


そうして、春日塚田の墓地に着きました。今回の道に関する課題はやはり加瀬沼の道でしょうか。下のアンケートを見ると、人それぞれ意見が違っていておもしろいです。

次回はラストです。浜田漁港を目指して頑張りましょうー!