12/9(月)、長根街道という利府町と大和町とを結ぶ古道の草刈りをしてきました。
長根街道といっても、ごく一部の人しか知らないと思いますので、下に図を載せます。
左は昭和3年(1928)に側図したもので、右は現在の地図に私が線を引っ張ったものです。今でも道として残っている箇所と、宅地造成などで断絶した箇所、道はあるものの倒木や藪で通行困難になっている箇所がありますが、おおよその検討をつけて線を引っ張りました。
今回は、その倒木や藪で通行困難になっている箇所を草刈りしてきました。地元の住民も参加し、計6名です。(草刈りをするにあたっては、事前に利府町や大和町に相談し、許可を得てから行っています。)
原則刈払機など、リスクの高い機械を扱う人は有資格者のみとし、他の人はカマやノコギリを担当しました。まず刈払機で大雑把に道を作ってもらい、その後から15m以上離れたうえで、手作業組が細かい部分を整えていきました。道端から伸びる枝の剪定をしたり、刈られた笹をより地際にそろえて切ったり、切口を潰したりといった作業です。
倒木も、有資格者に一任、安全面を最大限確保した上で作業をしていただきました。これで安全に通れます。
まだ途中ですが、途中休憩を挟みながら楽しく作業をすることができました。お集まりいただいた皆様、ありがとうございました。
次回の日程は現在調整中です。決まり次第、また公式LINEやインスタ等でアナウンスしますので、道のメンテナンスや古道に興味のある方は、ぜひご参加ください。お待ちしております!
なお、長根街道については、この道の重要性に気づいた利府町郷土史会の遠藤光行氏(写真奥)が、周辺の古老に聞き取りを行いまとめた冊子がリフノスに置いてあります。興味のある方は、読んでみるといいと思います。
道のメンテナンス5か条(暫定)
・刈払機の使用者は資格者のみに限る
・刈払機使用者との距離を15m以上とる
・刈り幅は人が安心して通れる1-1.5mで十分
・邪魔だからといってむやみに木を切らない
・カマやナタ使用者も安全な距離をとる
作業に不安な方も、より安心してできるようなやり方を考えていければと思います。